【S12シングル】痺れ待ちウツロカグヤカイリュー【最終2083/103位】
【はじめに】
S12お疲れさまでした。今期は七世代で使っていたウツロカグヤが解禁されるということでかねてから楽しみにしていたシーズンであり、無事にそれなりの活躍をさせることが出来た気がするので構築記事を書かせていただくことにしました。
【コンセプト】
襷で起点を作り、やどみが+耐久振りを通す。
困ったら麻痺と怯みに頼る。
【構築経緯】
で起点を作ってを通そうと考えた際、との両方に対してある程度受け出しが効き、且つ自身も詰め筋になれるような駒が裏にいると好ましい。
ということで、条件に合致してそうな耐久振りを起用した。
この三体だとメテオビームがキツいので、みたいな並びに強く出れて自身も勝ち筋になれそうな剣舞砂かきを採用。
残り二枠は最後までいいのが思いつかなかったので、のエサであるを誘えるように見せポケ枠的にとレジエレキを突っ込んで完成。
結局ほぼの三体しか出せなかったので、裏の三体は改良の余地があると思う。
【個体紹介】
性格:おくびょう
特性:ビーストブースト
実数値:185(4)-×-67-179(252)-151-170(252)
技:ステルスロック/どくびし/パワージェム/でんじは
主な調整意図:
CS特化
ほぼ毎回出していた初手要員。
電磁波+ ステロor毒菱 や ステロ+毒菱 などの仕事をしてカグヤとカイリューに繋ぐ。
B無振りでも特化フェローチェのトリプルアクセルくらいは耐えるのでCS特化。ウェポンは毒技もありだと思うが、今回は無難に通りの良さを重視してパワージェム。
メテオビーム型が流行していることで全人類がそちらを警戒してくれるため、襷も電磁波もケアされることがほとんどなく、ドラパルトもウオノラゴンもエースバーンも全員が素直に電磁波を浴びてくれた。
相手が強引に初手ダイマックスを切ってくれるパターンも多く、とにかくこの型が相対的に強くなったことを実感するばかりだった。
電磁波をめちゃくちゃ撃つが、外しが負けに直結するケースも多いため毎試合心臓に悪い。
相手のダイマ枯らしが重要になる局面が頻出するため、残せるときはクッションとして残した方がいいことが多い。
・テッカグヤ@たべのこし
性格:おくびょう
特性:ビーストブースト
実数値:193(164)-×-130(52)-132(36)-122(4)-124(252)
技:エアスラッシュ/やどりぎのたね/まもる/みがわり
主な調整意図:
HP=16n+1、最速、ビーストブーストでCが上がる、を満たす範囲で適当に調整
麻痺状態・毒状態の相手や、ランドロス・ラグラージなどの前で身代わりを押してそのまま嵌め倒しに行くポケモン。
ラッキーやポリ2などの耐久ポケモンを、毒or麻痺 +宿り木+エアスラ怯みで強引に突破する瞬間に分泌されるエンドルフィンを目的にしてこいつを使っている。
ダイジェットで抜きエースのようなことをする勝ち筋などを考えると、BBで上がるのはCが一番強そうだと思ったが、Bでも良いかもしれない。
こいつも宿り木外しが負けに直結することが多いのでいつも心臓に悪い。
世界平和のためにはこんなポケモン使わない方がいいらしいね。
・カイリュー@あつぞこブーツ
性格:しんちょう
特性:マルチスケイル
実数値:197(244)-154-129(108)-×-154(156)-100
技:ダブルウィング/はねやすめ/りゅうのまい/れいとうパンチ
主な調整意図:
HB……鉢巻特化悪ウーラオスの暗黒強打が確定二発(→HP満タンからなら下から羽連打でPPを枯らせる)
特化ウオノラゴンの逆鱗が確定二発・エラがみが低乱数二発(→羽で技を見てからカグヤに引くか起点にするかを決められる)
HD……余り。申し訳程度の11n
メガボーマンダを彷彿とさせるようなハイスペック積みエース。
麻痺っている相手を龍舞+羽休めの起点にする動きも、毒菱を踏んだ相手に対して羽休めを連打して削る動きも強い。テッカグヤで宿り木を当ててからこのポケモンに引き、無理矢理起点にする場面も多かった。
絶対にこいつでサンダーを倒す必要があるのでサブウェポンは冷凍パンチにしたが、ランドロスやカバルドンへの決定打としてもかなり有用だった。メタグロスやジバコイルなどに有効打がなくなるリスクを差し置いても採用する価値はあると思われる。
ステロをかなり撒かれたので持ち物を厚底ブーツから変える気は起きなかったが、状態異常による負け筋が発生する場面が頻発したのでラムもありかもしれない。
こいつは本当に強かった。単体としても申し分ない性能であり、テッカグヤとの相性補完という点でも素晴らしい。物理耐久の調整が目に見えて活きた場面もあったし、このカイリューは全体的に気に入った。
・ドリュウズ@ラムのみ
性格:いじっぱり
特性:すなかき
実数値:187(12)-198(196)-97(132)-×-86(4)-129(164)
主な調整意図:
S……砂下で準速スカーフエースバーン抜き
昔作ったやつを流用したので他は適当
ウツロとジバコとサンダーに圧を掛けるのが仕事。
ウツロカグヤカイリューでどう足掻いても勝てなさそうな並びと当たった時だけ出した。ウツロや電気タイプに繰り出してから剣舞ダイロックで相手パーティを崩壊させるような構想だったが、こいつが綺麗に通った記憶がない。とはいえこいつがいないとウツロやジバコに好き放題されそうので、いないよりはいた方がマシそう。
・エースバーン@いのちのたま
性格:ようき
特性:リベロ
実数値:155-168(252)-95-×-96(4)-188(252)
その辺に転がってそうなASエスバ。ジバコやらグロスやらカグヤやらが絡んだ構築に対して、適当にキョダイカキュウを連打してたら勝てそうな時だけ選出した。つまり上位帯ではほぼ出していない。
後はドヒド入りの受け構築には毒菱が刺さらないため、こいつを通すルートを立てることもあった。
・レジエレキ@じしゃく
性格:ひかえめ
特性:トランジスタ
実数値:157(12)-×-93(188)-167(252)-71(4)-227(52)
技:サンダープリズン/まもる/リフレクター/ひかりのかべ
主な調整意図:
HB……A182悪ウーラオスの暗黒強打確定耐え
S……+2準速テッカグヤ抜き
本当にランドロスとラグラージを誘うためだけの見せポケ。全て適当。
【選出パターン】
・++
ほぼこれだけ。
相手にやらやらがいて、且つこちらのかの通りがいい時だけ選出を変えることもあるが、極力この三体を出した方が強いと思う。
【重いの】
一番キツい。当たらないのが対策。最終日あまり出されなくて助かった。
・メテオビーム持ちのウツロとカグヤ
初手に来てくれれば電磁波が入るので勝てる。それ以外はキツい。
・剣舞+連続技
主にドサイドンとブリザポス。
カグヤで宿り木を当ててからエアスラで二、三回怯ませれば勝てる。(え?)
・ウオノラゴン
水技を半減できるのがカイリューしかいないという重さ。しかし、逆に重すぎて初手に出てきてくれることが多かったので、ウツロで電磁波を当ててカグヤで起点に出来るようになることが多かった。
この構築は重そうなポケモンも電磁波さえ入ればなんとかなる。
【終わりに】
駄文を読んで下さりありがとうございました。
ウツロカグヤカイリューの三体だけは結構自信あるので、良ければ参考にしてください。