【剣盾S5シングル】対面マンゲロ初手ダイマックス 【最終227位】
【はじめに】
S5お疲れさまでした。
最終日の0時から4時くらいまで地獄モードに突入し、永遠に四桁台を脱出出来ずに狂ってハリーセンなどを使い出していましたが、5時くらいから我に帰って元の構築に戻したところ上振れモードに入ってマシな順位までは上げることが出来ました。
自分の中で「構築記事は書きたいが三桁で構築記事を書くのはダサい」という葛藤がありましたが、「人口と順位を照らし合わせた時に、227位もあれば実質従来のレート2000はある」という都合のいいロジックを聞いて書く気になりました。
↑ここから一勝。残り10分から三勝したのは対面構築の良さが出たと感じました。
以下常体
【コンセプト】
火力UPアイテムを持ったの初手DMで場を荒らしてで詰める。
【構築経緯】
と互角以上に戦え、等倍範囲が広く数値も技も優秀なに対面構築の駒としての適性を見出し珠エースとして採用。
入りとかがキツいので対面構築適性がなんとなくありそうな特殊すいすいを裏エースとする。
キツいやなどに広くタイマンで勝てる襷が強そう。
が初手でDMを切ると強いので、相手の後出しDMに切り返せる駒としてにチイラを持たせる。
が重すぎるのとは受けたいのでそこを意識したを採用。
に薄いのが今の環境では弱いと感じたため、そこにメタを張ったカゴ貰い火を入れて完成。
【個体紹介】
・マンムー@いのちのたま
性格:いじっぱり
特性:あついしぼう
実数値(努力値):185/200(252)/100/×/100(156)/113(100)
主な調整意図:
H-D……ダイアースを連打することでC特化巨大ラプラスに2/3くらいの確率で打ち勝てる計算
S……準速60族抜き
初手DMエース。八世代になっても相変わらず火力が舐められているので、居座るカバルドン・アシレーヌや後投げされるアーマーガア・ナットレイ・ヌオーなどをよく無償突破していた。
裏にナットレイを置いているため先発ドリュウズがDMをしてくるケースが少ないので、アイヘを受けてダイアイスで襷ごと貫通する強引なムーブを取りやすい。
裏に選出しがちなミミ・ストリンダ―がドリュにクソ弱いのでDMを切ってでも処理する価値は大きい。
Dに出来るだけ厚くしたことでラプラスに突っ込むという選択を取れる。水技+礫で縛るためかDMしてこないラプラスは破壊した。
馬鹿力やダイナックルはよく押したが、構築によってはDMギャラドスを裏の先制技圏内に入れられたりヒトム・リザを狩ったりエースバーンの襷をケア出来る岩技も一考の余地はある。
・ガマゲロゲ@うしおのおこう
性格:ひかえめ
特性:すいすい
実数値(努力値):181(4)/×/95/150(252)/95/126(252)
技構成:ハイドロポンプ/ねっとう/だいちのちから/くさむすび
初手DMエース2。受けサイクルは大体こいつで破壊できる。
最初はSを削ってA特化カビゴンのダイアタック確定耐え調整みたいなことをしていたが、ゲロゲが環境に増えてるらしかったのでミラーで草技を撃ちこむために準速にした。
一体か二体を初手DMで持っていった後、裏のエースに上から雨熱湯で削りを入れる動きが「対面構築」という感じでよかった。
ラムカビとのDM対決にほぼ勝てる点も高評価。草タイプとラプラスさえいなければ初手DMの通りはかなり良かった。
マンムーはDMしなくてもまだ強いが、こいつはDMを切らないと火力も耐久も速さも半端なヒキガエルなのでDMを切れなさそうならまず出さない方が良い。
・ストリンダ―@きあいのタスキ
性格:ひかえめ
特性:パンクロック
実数値(努力値):151(4)/106/107(132)/178(220)/90/114(148)
技構成:オーバードライブ/ばくおんぱ/ほっぺすりすり/たたりめ
主な調整意図:
H-B……A142珠ミミッキュのゴーストダイブ+かげうち確定耐え
A特化珠ドラパルトのドラゴンアローほぼ耐え
S……準速60族+2
ドリュウズさえいなければ先発も後発も活躍出来る非DM対面駒。タイマンに強い。
襷は警戒されず、ヒヒダルマやギャラドスが地震で突っ張ってくれるシチュエーションが頻出した。ウオノラゴン辺りに行動保障を持てるのも偉い。反面、チョッキに比べてキッスにエアスラで強引に突破される確率が上がったりサザンやロトムの対面に支障が出たりするという隘路もある。
ラス1でミミッキュとタイマンになった時に勝てるような上手ぶり調整をしたはいいが、H4キッスに対してオーバードライブの乱数が動いたせいで負けたっぽい試合があったので嘘だと思われる。Sラインは実数値113まで振っているロトムの上から殴れることがありそうなのでこの辺が丁度いいだろう。
あくびを無理やりカット出来る通常個体もありだが、キョダイカンデンの麻痺で勝ちを拾った試合があったので僕はキョダイ派。
物理型を相手の読み筋に含ませられるのでハイ個体の方が良いが、レイド厳選が面倒かった。
・ミミッキュ@チイラのみ
性格:いじっぱり
特性:ばけのかわ
実数値(努力値):132(12)/156(252)/100/×/125/147(244)
技構成:じゃれつく/かげうち/みがわり/のろい
主な調整意図:
H……みがわり三回でチイラ発動
A……チイラ発動じゃれつく+かげうちでH4振りトゲキッスが9/16の乱数
マンムーやゲロゲで場を荒らした後、ギャラやキッスなどで切り返しのDMを切られた際のストッパー。DMだけでなくトリルと壁も枯らせる対面構築の必須パーツ。
キッスへの乱数を気にしてAを削れなかったため、S実数値を1削るという諸説調整に打って出た。HPの個体値を26~27にするのが正着なのだろうかと考えたが、よく考えたらミミッキュミラーでチイラ影撃ちを撃つ為に身代わりを連打する際、同速で上から動いてしまうとマズいのでこれはこれでアリな気もする。
呪いの枠は剣舞だったりゴーストダイブだったりもしたが、カビゴンや物理受けの居座りを咎める呪いが一番実用的だという結論に至った。
・ナットレイ@たべのこし
性格:わんぱく
特性:てつのトゲ
実数値(努力値):181(252)/114/201(252)/×/136/41(4)
技構成:まもる/やどりぎのたね/てっぺき/ボディプレス
食べ残し+宿り木+守るで珠ギャラに対してギリギリ受け出しを可能にしながら、S4振りの鉄壁ボディプレでナットレイミラーを制するハイブリッド型。
単体性能が高く途中までかなりの信頼を置いていたが、ドラパとキッスを受けられるポケモンが構築に存在しないため、ドラパとキッス入りに出すと試合が崩壊しがちと気付いてからあまり選出しなくなった。対面構築に受け駒を入れるとこういうことになるのが難しい。
とはいえ構築がドリュギャラナットに薄すぎて抜くに抜けない枠だった。型自体は強いと思う。
・マルヤクデ@カゴのみ
性格:いじっぱり
特性:もらいび
実数値(努力値):201(204)/165(116)/109(188)/×/110/85
技構成:ほのおのムチ/とびかかる/はたきおとす/ねむる
主な調整意図:
H-B……A142珠ミミッキュの+2ゴーストダイブを最高乱数以外耐え
A特化カビゴンのA↓1ダイアタック(150) + A↓2ダイアタックを確定耐え
A……H4振りのB↓1皮剝げミミッキュに対してほのおのムチが13/16の乱数一発
フェアリー技半減+炎技無効+高めの特殊耐久+ほのおのムチのBダウン効果 の四連コンボによってピクシーを徹底してメタることが可能なポケモン。
カゴのみ+眠るはアタッカーカビゴンの攻撃をとびかかるで受けながらの回復ソースとしても使える他、残飯型のあくび対策にもなり、対面なら殆どの型のカビゴンに勝てる。
……のはいいが、トゲキッスと対面した瞬間に裏でキッスが受からないのでこいつを切るしかないため、ピクシーカビゴンが見えてもキッスがいるだけで出せなかった。一応交換読みでキョダイヒャッカを撃てれば勝てるが。
炎タイプなのにアーマーガアにボコボコにされるのも弱い。
ナットレイにも言えることだが、単体性能がある程度高くとも対面構築に入るような駒ではない気がする。こいつは単体性能も低い?了解。
ステロを誘うため、初手のステロ撒きカバルドンやナットレイをマンムーで破壊するという局面を誘発させる効果はあったかもしれない。
カビゴンへのメタ張りがハマったりキョダイヒャッカが刺さったりあくびニンフィアを完封したりパーティ単位でキツいエースバーンを見たりと、出した試合はそこそこ活躍してくれたので悪い型では無かったと思うがもう使わなそう。
ちなみにピクシーは一度も出されなかった。ピクシー使い、マルヤクデにビビってる?
【選出パターン】
選出パターンをシステマティックに規定出来るほど強い構築ではない気がするが、
or +
が一番パワーのある選出だった。全員がとタイマン勝負を仕掛けられるという、対面構築の最低条件みたいなものを満たしているのが強みだろう。裏がに弱いのは弱い。
【おわりに】
自分で一から構築を考えるのが好きだが、それをやるほどに構築力が足りていないと痛感した。まあ色々考えているうちにたまにはいい個体や並びを発掘していけはするだろうから、コンスタントにポケモンに取り組めてさえいればその内今より強い構築を組めるようにはなるだろう。その時までに切断バグとか消えてたらいいね。